2010/03/26/ (金) | edit |
奇跡のレビュー四連続ですな
今回はこちら
『Shun Nokina Design Redemptionist』
Shun's Private Stocked Reds (Celestionish Sea)
こちら通称REDでございます
ディストーションペダルですね
見ていただくと分かりますが…この極小サイズに
なんと4ノブ!
なんと電池稼働可能!(これは見た目じゃわからないなw)
一応サイズ比をば
おまっ…
なんぼほど小さいねん
はい、ipodなんかより余裕で小さいです
蓋の裏には直筆のサインとシリアル
ちなみに自分のRED、上記のとおりSND(Shun Nokina Design)のデザイナーである
Shun Nokina氏のPrivate Stock品です
小さな自慢ですw
Celestionish Seaっていうカラーリングですねー
さて、仕様の説明をば
Control : Volume、Gain、Treble、Low-Cut
EBSS (Emergency Battery Supplier System)
True Bypassed Foot Swicth
こんなところですかね
EBSSってのは内部電源駆動システムですね
Nokina氏が開発・実現した物なんだとか
外装は敢えて特殊な剥がれ易い塗料を側面と下部に使用しているらしい
使いこむことでAgedの風合いが出せますよ、とのこと
さてそれでは
肝心の音の方に
まず歪み方は結構わかりやすく歪むタイプになってます
音の質感はドンシャリ傾向とは逆の感じですかね
MAXに歪ませても粒が潰れないですね
またギター側ボリュームへの追従性がかなり凄いです
GainVolume共にフル(完全ハイゲイン)でもギター側で完璧クリーンに落ちます
しかもそのクリーン、シャリシャリとかペラペラなクリーンじゃなく
きちんと芯があって艶のあるクリーン!(クリーン繰り返しすぎw)
普通に使えるクリーンの音なんですよ
一発踏んでハイゲインでドカァ!
っと出したかと思えば手元で艶やかなクリーンに
うーん素晴しい
ピッキングニュアンスに関しても凄いですね
反応性、追従性に関してトップクラスにあるとされるPaul CochraneのTimmy
どちらにおいてもREDはそれと同じくらいです
いや正直超えているかも
並べて弾き比べたところそんな気がしました
なんと恐ろしい…w
そしてイコライザ、これまた秀逸
トレブルは普通のトーンと違ってどちらかと言えば…
Himmelstrutz Elektro ArtのFettoのトーンに近い?かなぁ
Fettoはトーンを可変させると
ほかのエフェみたいにキャラがガラッとかわるタイプとかじゃなくて
どちらかと言えば音のキャラというよりも硬さ?がかわるみたいな感じ
まぁ、REDはそれともまたちょっと違うんだけど…
何て言うか音像をはっきりさせる感じ?
取説にも書いてあったんだけどシャープネスかけるような感じの効き方する
この取説の説明は本当に理解しやすかったw
あとローカットがこれまた素晴らしくて(素晴らしい連発しすぎw)
削ってもGainに影響することなく低音をタイトにしてくれる感じ
なんていうか低音の粒子感を操作するような感覚
0なら粒子を拡散して放出するのでスプレーのようなFUZZYな感じの低音で
100なら粒子の密度を上げて、コレ、といった定型に固めるから
輪郭がわかりやすいブライトな低音って感じかな…
わかりやすく言えば…
ホースから出す水をシャワーにするか直線ジェットにするか…って感じ?ww
さて、次は可変域の話に移るんですが
ボリューム、トレブル、ローカット
この三つの可変域は狭いですね
でも印象としては
スイートスポットが出来上がっててそこに使用者が好みの味付けをさりげなくする
って感覚のツマミで、『何だよこれ!狭くて使いづらい…』とかそんな感じにはならない
個人的な好みで言えばボリュームとトレブルはもうちょっと広くてもいいかな
とも思ったけれどもスタジオで大きな音出したらその印象も薄れた
トレブルとか十分でした
家の中で小音で弾いてると、MAXでももうちょっと抜けていいかな?と思うんですが
それなりにきちんとした音量で出すと良い感じ
まぁ、結論から言えばどれも凄く使いやすいノブでした
最後にGainのツマミなんだけど
これは本当に可変域が広かった…
PUにもよるけど歪み無しからハイゲインまでいける
これがまたどこも使える音
ローゲインもかなりいいんだよね
ローゲインは今まで前述のTimmyを使ってたんだけど甲乙つけがたし
まぁキャラが違うから好みの問題だと思う
個人的な印象だとTimmyはバリッとした感じのガラス質の歯切れのいい音
Redはソフトで柔らかくスムースな感じ、ってとこかなぁ
俺はTimmy系のガラス質な感じが好きなんだけど
Red弾いたときはこれはこれでいいなぁと感じた
さて、総評ですが
スムーズでタッチセンシティブ、サステインフル
まさに謳い文句の通りのペダルでしたねー
素晴らしいの一言に尽きます
タッチセンシティブ、サステインフルなんて同居出来るもんじゃないと思ってた
サスティンの伸びること伸びること…
難点といえば流通量が少ないことと値段(3万7千)が張ることですかね?
でも自分はこのペダルだったら出しても全然いい金額でした
それだけの価値は超あります
流通量もこのデザインでハンドメイドなんだからしょうがないと思う
不満は特に無いです
ボリュームの可変域はやっぱりもうちょっと有ってもいいかと思うけれどw
SND万歳( ゚∀゚)ノ
ふむ
こうやって色々感想を書いてきましたが
一番最初に箱から出して手にとって思ったこと、音を出して思ったことは
凄く良く作りこまれてる
計算されつくして無駄がないペダル
滲み出る丁寧さ
それに尽きます
一種の芸術品的な風格が有りました
うーん、いいですよこれ
ただ残念なことに、今年の6月(5/31)をもちまして
Shun Nokina Designは一旦営業を休止するそうです
Nokina氏曰く、これから数年を研究期間に充てるんだとか
某SNSでそれなりにお話しさせて頂いたんですが
Nokina氏は本当にこだわりを持ってエフェクターを製作している
所謂職人でした
だから俺は休止期間が明けてSNDが復活するのを楽しみにしてます
そして今月末
SNDから新作の『Leon』というペダルも発表されます
それも超楽しみ
所謂遺作?
いや死んでないけれどw
休止期間前の最後の作品ですね!
とりあえず自分は買いますw
皆さん、6月(5/31)までに手に入れとかないとしばらく買えなくなるので
興味のある方は今の内に某SNSから連絡取ってみたりすると良いですよ!
それでは
今回はこちら
『Shun Nokina Design Redemptionist』
Shun's Private Stocked Reds (Celestionish Sea)
こちら通称REDでございます
ディストーションペダルですね
見ていただくと分かりますが…この極小サイズに
なんと4ノブ!
なんと電池稼働可能!(これは見た目じゃわからないなw)
一応サイズ比をば
おまっ…
なんぼほど小さいねん
はい、ipodなんかより余裕で小さいです
蓋の裏には直筆のサインとシリアル
ちなみに自分のRED、上記のとおりSND(Shun Nokina Design)のデザイナーである
Shun Nokina氏のPrivate Stock品です
小さな自慢ですw
Celestionish Seaっていうカラーリングですねー
さて、仕様の説明をば
Control : Volume、Gain、Treble、Low-Cut
EBSS (Emergency Battery Supplier System)
True Bypassed Foot Swicth
こんなところですかね
EBSSってのは内部電源駆動システムですね
Nokina氏が開発・実現した物なんだとか
外装は敢えて特殊な剥がれ易い塗料を側面と下部に使用しているらしい
使いこむことでAgedの風合いが出せますよ、とのこと
さてそれでは
肝心の音の方に
まず歪み方は結構わかりやすく歪むタイプになってます
音の質感はドンシャリ傾向とは逆の感じですかね
MAXに歪ませても粒が潰れないですね
またギター側ボリュームへの追従性がかなり凄いです
GainVolume共にフル(完全ハイゲイン)でもギター側で完璧クリーンに落ちます
しかもそのクリーン、シャリシャリとかペラペラなクリーンじゃなく
きちんと芯があって艶のあるクリーン!(クリーン繰り返しすぎw)
普通に使えるクリーンの音なんですよ
一発踏んでハイゲインでドカァ!
っと出したかと思えば手元で艶やかなクリーンに
うーん素晴しい
ピッキングニュアンスに関しても凄いですね
反応性、追従性に関してトップクラスにあるとされるPaul CochraneのTimmy
どちらにおいてもREDはそれと同じくらいです
いや正直超えているかも
並べて弾き比べたところそんな気がしました
なんと恐ろしい…w
そしてイコライザ、これまた秀逸
トレブルは普通のトーンと違ってどちらかと言えば…
Himmelstrutz Elektro ArtのFettoのトーンに近い?かなぁ
Fettoはトーンを可変させると
ほかのエフェみたいにキャラがガラッとかわるタイプとかじゃなくて
どちらかと言えば音のキャラというよりも硬さ?がかわるみたいな感じ
まぁ、REDはそれともまたちょっと違うんだけど…
何て言うか音像をはっきりさせる感じ?
取説にも書いてあったんだけどシャープネスかけるような感じの効き方する
この取説の説明は本当に理解しやすかったw
あとローカットがこれまた素晴らしくて(素晴らしい連発しすぎw)
削ってもGainに影響することなく低音をタイトにしてくれる感じ
なんていうか低音の粒子感を操作するような感覚
0なら粒子を拡散して放出するのでスプレーのようなFUZZYな感じの低音で
100なら粒子の密度を上げて、コレ、といった定型に固めるから
輪郭がわかりやすいブライトな低音って感じかな…
わかりやすく言えば…
ホースから出す水をシャワーにするか直線ジェットにするか…って感じ?ww
さて、次は可変域の話に移るんですが
ボリューム、トレブル、ローカット
この三つの可変域は狭いですね
でも印象としては
スイートスポットが出来上がっててそこに使用者が好みの味付けをさりげなくする
って感覚のツマミで、『何だよこれ!狭くて使いづらい…』とかそんな感じにはならない
個人的な好みで言えばボリュームとトレブルはもうちょっと広くてもいいかな
とも思ったけれどもスタジオで大きな音出したらその印象も薄れた
トレブルとか十分でした
家の中で小音で弾いてると、MAXでももうちょっと抜けていいかな?と思うんですが
それなりにきちんとした音量で出すと良い感じ
まぁ、結論から言えばどれも凄く使いやすいノブでした
最後にGainのツマミなんだけど
これは本当に可変域が広かった…
PUにもよるけど歪み無しからハイゲインまでいける
これがまたどこも使える音
ローゲインもかなりいいんだよね
ローゲインは今まで前述のTimmyを使ってたんだけど甲乙つけがたし
まぁキャラが違うから好みの問題だと思う
個人的な印象だとTimmyはバリッとした感じのガラス質の歯切れのいい音
Redはソフトで柔らかくスムースな感じ、ってとこかなぁ
俺はTimmy系のガラス質な感じが好きなんだけど
Red弾いたときはこれはこれでいいなぁと感じた
さて、総評ですが
スムーズでタッチセンシティブ、サステインフル
まさに謳い文句の通りのペダルでしたねー
素晴らしいの一言に尽きます
タッチセンシティブ、サステインフルなんて同居出来るもんじゃないと思ってた
サスティンの伸びること伸びること…
難点といえば流通量が少ないことと値段(3万7千)が張ることですかね?
でも自分はこのペダルだったら出しても全然いい金額でした
それだけの価値は超あります
流通量もこのデザインでハンドメイドなんだからしょうがないと思う
不満は特に無いです
ボリュームの可変域はやっぱりもうちょっと有ってもいいかと思うけれどw
SND万歳( ゚∀゚)ノ
ふむ
こうやって色々感想を書いてきましたが
一番最初に箱から出して手にとって思ったこと、音を出して思ったことは
凄く良く作りこまれてる
計算されつくして無駄がないペダル
滲み出る丁寧さ
それに尽きます
一種の芸術品的な風格が有りました
うーん、いいですよこれ
ただ残念なことに、今年の6月(5/31)をもちまして
Shun Nokina Designは一旦営業を休止するそうです
Nokina氏曰く、これから数年を研究期間に充てるんだとか
某SNSでそれなりにお話しさせて頂いたんですが
Nokina氏は本当にこだわりを持ってエフェクターを製作している
所謂職人でした
だから俺は休止期間が明けてSNDが復活するのを楽しみにしてます
そして今月末
SNDから新作の『Leon』というペダルも発表されます
それも超楽しみ
所謂遺作?
いや死んでないけれどw
休止期間前の最後の作品ですね!
とりあえず自分は買いますw
皆さん、6月(5/31)までに手に入れとかないとしばらく買えなくなるので
興味のある方は今の内に某SNSから連絡取ってみたりすると良いですよ!
それでは
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